川崎重工業は24日、西武ホールディングス傘下の西武鉄道から通勤型電車80両を受注したと発表した。川重によると西武鉄道から受注したのは初めて。受注額は公表していないが、100億円程度との報道があった。車両は兵庫工場(神戸市)で製造し、2017年3月期から20年3月期にかけて納入する予定だ。

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 受注したのは「40000系」。10両の固定編成8本で合計80両になる。西武鉄道で現在運行している通勤型電車で日立製作所と西武が共同開発した30000系の後継車種だ。アルミ合金で車体を軽量化し、最新技術のモーターを採用するなどで、従来の省エネ型電車に比べ電気の使用量を約40%削減する。

 車内では従来の「車いすスペース」を拡大し、ベビーカーや大きな荷物を持つ乗客が利用しやすくなる「パートナーゾーン」を設置。進行方向に向かって座る「クロスシート」と、ベンチ型のロングシートを転換できる機構も同社としては初めて採用する。空気清浄機「プラズマクラスター」を搭載し、車内環境の向上も狙う。17年から順次、営業運転を開始する見込みだ。

(写真上は外観のイメージ=川重の発表資料から、写真下左はクロスシートの状態・同右はロングシートの状態=西武鉄道の発表資料から)

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